第6回 はさみ『はじめてのお道具シリーズ』~無駄なものはいらない 

はじめてのお道具シリーズ~無駄なものはいらない 第6回『はさみ』

 

はさみは2歳くらいから使うお子さんが多いと思います。

とはいえ、はさみは刃物ですから扱い方には十分に気をつけてルールを決めて使いたいですね。

 

好奇心いっぱいの子どもに言葉で説明しても難しいものがあります。

私は一人目の子に、紙しか切れないはさみを買いました。

『これで安心!』と思ったのもつかの間・・・紙でさえ切るのにコツがいって安全性を考えたのでしょうが、練習になるものではありませんでした。

 

小さな手には、子ども用のはさみでも、指が穴の中に入りすぎて上手に扱えない子もいます。

ふと目を離すと、刃先が思わぬ方向に向いていてドキッとしたり、刃先が自分側に向いて指を入れていたり・・・

しっかり使えるまでは一秒たりと目を離してはいけません。

 

・大人と一緒に使う

・椅子に座って切る

・はさみを持って歩かない

・切るものを決めておく

 

慣れてきた頃に、着ていたスモックを切ってしまったり、自分の髪の毛を切ってしまったりという話もよく聞きます。

刃物は危ないということをしっかり認識して(保護者の方が)使うようにしましょう。

 

~はさみの選び方~

まず、左利きのお子さんは左利き用のはさみを用意してあげましょう。

まだ、小さいうちは左利きのお子さんでも右手を使ったりすることもありますが、はさみは刃の合わせが違いますので使いやすいものを選んであげたいですね。

使い始めの頃、はさみを開くことが中々出来ず、一回ごとに反対の手を使ってはさみを開こうとするお子さんがいます。

片手の指の力ではさみを開くことはある程度の力が必要です。

そのためか、(下記画像③)簡単に開くことができるように補助具のついたはさみも売られています。開くことは簡単ですが、切るのに通常より力がいるようになっています。また、指を入れる穴の大きさも様々です。

手の大きさに合わせて選んであげれば良いと思います。初めは二つの穴の大きさが違う方がわかりやすいかと思います。

 

参考例

①学童はさみヒラクーノ

②長谷川刃物 こども用はさみ

③100均

はさみを使うのが苦手なお子様は、まず「一回切り」から練習しましょう。

はさみを大きく広げて、短いものを一回で切る動作を繰り返しましょう。

慣れてきたら、徐々に切るものを長くし連続して切る練習をしましょう。

 

 

 

一回切り