『はじめてのお道具シリーズ』~無駄なものはいらない 第7回 のり
保育園などは2歳前後からのりを使うことが多いようです。
まだ、興味からか何でも口に入れてしまうお子さんもあるでしょう。
ですから、化学原料が使われているスティックのりではなく、植物原料のデンプンやタピオカが原料のものが安心だと思います。
また、中にはのりの感触や新しいものに対して拒否反応を示すお子さんもあります。
大人にとっては何気ないことでも、子どもにとっては未知の世界。強制することなく、大人が代わりにのりを塗って一緒に製作を楽しむことから始めるようにしましょう。
のりを使うときは、のりを塗るための紙や、ボードなど机が汚れないものを用意しましょう。塗る対象物によって紙やボードの大きさも考慮してください。
そして、塗り終わった後に指を拭く小さいタオルやウェットティッシュなども用意しておきましょう。
初めてののりとしては、スティックタイプではなく、壺型ののりが良いと思います。
また、新しいときは薄紙やヘラがついていたりしますが、こちらは初めに取り除いておいた方がいいですね。
さあ、いよいよのりを塗りますよ!
よくありがちなのが、指を数本のりの中へ突っ込んでしまう(..;)
手、指はベトベト・・・
そのたびに指を拭いて、タオルも(..;)(..;)ぬるぬる
1本の指で少しずつとるのが綺麗に塗れるコツです。
このとき、指は人差し指でとることが多いかもしれません。
器用な子は中指や薬指でのりを塗って、親指と人差し指で塗った紙を持って貼るという高度なことをしている子もいました。
初めての経験の時は、ある程度自由に使って『楽しかった!』という思いが残る方が良いと思っています。
使うたびに上手になっていくはずです(#^.^#)
慣れてきたら、少量を紙の縁に塗って塗り伸ばすことが出来るようになります。
いつも笑ってしまうのが、のりを塗って貼った後必要以上にその上を『バンバン!!』とたたく子がいることです。
塗っては『バンバンバン!!!』塗っては『バンバンバン!!!』
きっとそうすることで上手に貼れると思っているのでしょうね。微笑ましいです。